リフレク


嬉しくて悲しい。
好きだから嫌いだ。
楽だけど辛いよ。
大切だからこそ捨てるのです。


一人でいたいけど仲間が欲しい。
オシャレでいたいからダサくなる。
愛すべき呪いの言葉。
世界のあらゆる知りたくないことを知りたい。


矛盾している。


ある日、はたと「生命とは振動である」という真理に気が付いて友人に話したことがある。
友人はいつものように、こいつは何を言っているんだろう、というような顔で僕を見た。
僕は説明がめんどくさくなって止めた。
つまり、矛盾しているってことこそがエネルギーの根本なんだよ、とだけ言った。
矛盾していない人となんて友達になりたくない。
エネルギーの放射のみが真実。
「自殺志願者が線路に飛び込むスピード」というタイトルが素晴らしいのは、それが彼の生きてきた中で最もエネルギーを放射した瞬間だからだ。
だってさあ、だって、だってそうじゃないか。
僕には君のことなんて全く理解出来ないけれど、君がねじれた熱を発していることだけは分かる。
君もそうだろう? 僕のことなんて全く分からないだろう?
いつだって感じられるのは発せられる熱だけでさ。
理解出来るなんて言うなよ。吐き気がする。嘘をつくな。
君はただ、僕が放射したエネルギーを君なりに反射してくれればいい。
僕もそうするからさ。